今環境庁の指定した環境ホルモンは67種類あるので、全部覚えて避けるというのも難しいです。(巻末に一覧)しかし身の回りは環境ホルモンだらけです。環境ホルモンはプラスチックを柔らかくするために混ぜて使われるもの、そのもの自体が環境ホルモンであるもの、重金属などに分けられます。当然、高温や、酸性の環境では解け出す割合も多くなります。プラスチック食器にお湯を入れて飲ませるなんて最悪です。
・哺乳瓶
哺乳瓶はガラス製がベストです。そして吸い口は大体シリコンです。シリコンは豊胸などにも使われますよね。もともとは珪素なので害はないはず。しかし吸い口の根本はプラスチックのことが多いので注意。
・ペットボトル
ペットボトルはポリエステルで出来ていて、テレフタル酸とエチレングリコールから生産されています。フタル酸が解け出します。悪いことに国産のペットボトルは水を入れたままラミネートを高温度で貼り付けますから、さらに溶けだしていると思っていいでしょう。ヨーロッパではそんなこと許されていません。ヨーロッパ製のは紙が貼ってあります。
しかし、ヨーロッパのでも船便で届き、暑い船倉での環境を考えるとどの程度安全かはわかりません。ミネラルウォーターはガラス瓶のを買うのが一番です。(高いけど)
・水道水
水道水には合成洗剤に使われるノニルフェノール類が含まれている可能性があります。水道取水と下水の終末処理水は同じ水系であることが多いからです。法律上は水道水にフェノール類は検出されてはいけないことになっていますが、精度の問題があります。現在の規則では千分の1ミリグラムですからこのレベルの測定器では話にならないのです。
・ラップ
ラップは育児に欠かせないものです。大手が作っている塩素の入った製品からはフタル酸エステルなどの環境ホルモンがでますし、燃やすとダイオキシンがでます。しかしポリエチレン製なら大丈夫。溶けだしはしますが、女性ホルモン様作用はしないと言われています。また、燃やしてもダイオキシンがでません。これは、都などで指定されているゴミ袋と同じ材質です。
不思議なのは大手ラップメーカーはこの安全商品を作っていないこと。有名商品は公害源です。
・食器
子供用の食器はいうまでもなく陶器がいいでしょう。保育園や託児所ではどんな食器を使うのかチェックする必要があります。最近は生産をやめたそうですが、ポリカーボネートは危険です。まだベビー用品売場には置いてありますね。
環境ホルモンは出ませんが、強化ガラス製の食器は割れたときに危険です。普通のガラスより割れにくい反面、割れたときより細かい破片が飛び散ります。
・おもちゃ
やわらかいプラスチック製のおもちゃは間違いなく環境ホルモンの宝庫です。やはりフタル酸エステルなどがでます。
・缶入りジュース、パック入り食品
缶入りは缶の材質に関係なく内側をプラスチックシートでコーティングしています。ようやく最近、環境ホルモンのでない材質に改められました。(という話です)しかし、パックものはどうなのでしょう。都度確認するのがベターですが、それがどんな材質なのかは公表されないかぎり分かりません。酸の強い飲み物、そのまま暖めて売っているものはやめましょう。缶詰はスズで出来ているものもあります。スズや鉛、水銀は環境ホルモンです。
・家
いわゆる新建材が使われている家からは、発ガン性のあるホルムアルデヒド、ホルマリンなどが出ています。塗料などからでるクロロベンゼンは環境ホルモンです。室内の空気中を浮遊しているのですが、一日家にいる赤子は相当吸い込んでいますよね。肺から吸収されるのは微量ですが長時間に及びますから換気に心がけたいものです。
・魔法瓶
最近は魔法瓶とは云わないのかな。お湯を沸かして保温しておくものです。 これは大体電動でお湯が出るようになっていますが、このお湯がとおってくるパイプにプラスチックが使われています。沸かす部分はテフロンとかそういった合金ですけど。
で、この部分、どういった材質か判りませんが、どうみても何かは熔けだしていますよね。だって、100度近いお湯に浸かっているのですから。
・養殖もの
養殖ものにはホルモン剤が使われています。特に東南アジアの海老などやアメリカの牛肉など大量生産が必要で、かつ長距離の輸送に耐えるものとなると、様々な薬剤が使われています。ホルモン剤は言うまでもなく環境ホルモンで、これを投与すると早く成長するし、牛乳などもよく採れるわけです。これが肉や牛乳に残留しているというわけですね。
・蚊取り線香、殺虫剤
蚊取り線香には防虫剤と同じパラジクロルベンゼンなどが含まれています。
それで虫がよく落ちるわけですが、これを毎日吸ってる人間も大変ですよね。
これも環境ホルモンです。
除蟲菊成分の入っている蚊取り線香を使いましょう。
また、殆どの殺虫剤も同様の成分なので気をつけましょう。ただし、自然のものでも虫除けになるぐらいですから人間にも危険です。樟脳や除虫菊にも急性毒性があります。子供の回りでは注意して使いたいものです。
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