手にやさしい洗剤なんてある?

界面活性剤はこわいよーん
手にやさしいとかをキャッチにして洗剤のコマーシャル、多いですね。でも、本当にやさしいの?
界面活性剤は油などの汚れをよく取ります。汚れの分子に働いてくっつこうとする力を奪うからですね。界面活性剤の入った水では表面張力は働きません。

単純に考えてみて、ここれは皮膚にも作用します。つまり、皮膚の油分もいっしょに落としてしまうわけです。なので、手が荒れるわけですな。ニワトリでもブタでも人間でも脂分の成分はそうかわりません。肉の油汚れは落ちて、人間の皮膚の脂は落ちない、というのは普通に考えれば不可能な話です。研磨材をまぜれば界面活性剤は少なくて済むかもしれませんが。

さて、もっと問題なのはこの界面活性剤はシャンプーにも歯磨き粉にも使われていることです。

さらに問題なのは、界面活性剤には環境ホルモン作用があるものもある、ということです。アレルギーの原因になるものもあります。アトピーの子供に界面活性剤は禁物です。
もうひとつ問題なのは、これが下水に流れて処理されずに河川に放流されていることです。

みなさん、せっけんを使いましょう。落ちは悪いですが、躰にも環境にも問題のないせっけん。これが、基本です。 (おわり)