地方都市にお住まいの方は、目抜き通りをバスが数珠つなぎで走っているのをよく見かけるとおもいます。バス停に停まりきれずに道を塞ぎ、時には渋滞を引き起こし、排気ガスをまき散らす・・・。そして、その一団が去ったあとにはしばらくバスは来ない。
なぜかバスは多方面行きのものが同時刻に一斉に出発するのです。考えてみれば、昔1時間に1本程度しか列車が走っていなかった時分、たしかにバスはその列車に合わせてどわーっと駅に集まり、その列車をまって、一斉に発車していきました。乗用車も少ない頃ですから、それでもバスは乗客に溢れていました。
しかし現在、地方バスは通学時を除いてガラガラの状態です。しゃくし定規なダイヤと高い運賃がバス離れをおこし、多くの人は自転車、自家用車で駅付近まできます。バス会社は補助金で何とか息をつないでいる状態。同時に、そのバスの群れが通りすぎていく地方の目抜き通り商店街も閑古鳥がないている。何か無駄だと思うのは私だけではないと思います。バスは大体大きな通りをぬけて、次第に分岐していきます。その大きな通りは共通経路です。どうして、その間だけでもまんべんなくバスを走らせられないのでしょう。1方面1時間に1本しかないバスでも、10方面あれば共通経路には1時間に10本のバスが通るのです。これを分散させれば駅から遠い商店へでも気軽に利用できる。
実はこの現象は東京のど真ん中にもあります。山手線と京浜東北線は田端、品川間約10キロを上下線が隣同士で完全に並んで走っているのですが、この両方の電車がなぜか同時に来ます。本数の少ない早朝、深夜は15分〜20分またされて、ガラガラの電車が2本同時に入ってきます。ラッシュ時もほぼ同時に来るのでホームはごった返し。なんか無駄ですよね。ダイヤは何のためにあるのでしょうか。こんなところにも役人並に硬直化した人々がいるのです。