骨抜きの日本
ダイオキシン、環境ホルモンなどの問題が騒がしい中、しかし国も、原因企業もこれと言った対策も行わず、国民は不安の中に生活を送っている。そんな折り、電気会社の土壌汚染が見つかった。よくもここまで知らん顔をしてきたものだし、誰も気づかない、というのはどういうことでしょう。
日本には、そもそも危機を管理する意識が希薄である。今に始まったことではないが、企業も国も何かが起きるまで何もしない。
たとえば、ペットボトル。輸入品は紙が貼ってあるのに、国産は熱で貼り付けたシールのようなものである。この作業には高温が必要で、当然冷却剤として中身を入れたまま加工している。環境ホルモンなど、ペットボトルの成分が解け出してしまう可能性が高い。ちなみに欧州では禁じられている方法だそうだ。どうして日本では誰も思いつかないのだろう。
焼却の際のダイオキシンにしてもそうだ。塩素系のラップは大体燃えるゴミとして出しているのではないだろうか。燃えないゴミとして出せば、ダイオキシンの発生量は減るのに、誰も声を上げない。また田舎の家庭では、その燃えかすを畑にまいていたりする。日本には土壌の汚染を取り締まる法律がないし、土地を持つ者達も意識がない。企業は、自治体がきちんと焼却すれば問題ないから、という姿勢だ。
きりのない話だが、結局、お役人、企業人にそういった視点を持つものがいないということだろう。あれだけの数の役人がいても、誰も気づかない。事務所で非効率的な書類書きばかりしているということなのだろう。全く、もっとトータルに見られる人材がいないと日本は滅ぶ。
(おわり)