学問の向こうにあるもの

「ゆとり」は「サボり」?

 


ゆとり教育がゆれている。個人的には気に入っていたのだがおおかたの国民が反旗をひるがえしているのは意外な気持ちです。
今の教科書の教え方は、確かに昔に比べればゆっくりですが、原理から教えていたりと理解という点からすれば以前のより遙かに教科書らしくなったと思います。ではなぜ、成績が下がったか?私の感覚ではまず指導要領には関係ない、ということ。つまり、「ゆとり」という響きから来るサボタージュ。罰金を重くしただけで交通事故が減る。そんな国民の気持ちは移ろいやすく日和見です。そして、ただでさえ勉強をしない学生たち。この2つの波がここ数年でぶつかりあい、増幅し合ったのではないでしょうか。

戦後教育の最大の問題点、それは理念教育がないことでしょう。
子供たちは目標を失い欠けています。勉強の目的とは?いい就職?いや、それ自体が間違いであったことは論を待ちません。教育は人間性を豊かにし、それが個々の生産性を高め、ひいては日本国の発展に寄与する、なぜ、この当たり前のことを教えないのか?子供たちは、対教師、学校。あるいは親、塾という視野でしか学問を観られなくなっています。その先に広がる茫々たる未来が見えない不幸。それは子供ばかりでなく、教師にも親にも言えることでしょう。日の丸問題やら少子化問題にも繋がっていることだと思います。

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