ゆとり教育がゆれています。鳴り物入りで始まったゆとり教育、批判も多いですが、私自身はかなり評価しています。理解という観点に立てば以前の教科書、要領よりずっと分かりやすい。何より、必要以上に教えない、というのがいいと思うのです。さらにいえば、義務教育も6年で十分。中学の教科書の中身が社会に出てどれほど役に立っているでしょう。現在の制度では中学教育はあくまで高校大学に進むための道具でしかありません。その必要のない人には無駄な時間をすごさせているだけです。そもそも「ゆとり」というのは言い換えれば点数に左右されない別次元の価値観の創造と言うことではなかったのでしょうか。
教育現場には歪みがあります。虐待、いじめ、学級崩壊などなど、すべての原因が学校にあるわけではないでしょうが、家庭や地域社会を構成する人々も歪みの中で教育を受けています。まずこの歪みを是正することが急務でありましょう。その為にも価値観の変換は必要なことです。
テストの点数が下がったからと言って、この本質的な部分から目をそらしてしまっては、その影で泣く子供を増やすことでもあります。よい教育は健全な社会を支えるものです。しかし点数で表されるものはそのごく狭い範囲を支えているに過ぎません。