住民不在のまま勝手に進む計画
(現在は解決していますが、ただ、こういった問題はあちこちに存在しているようですので、
掲載を続けています。)
市内に桜ヶ丘という町があります。850戸のまぁ、大きい町です。そこの築37年の木造児童公民館に突然、新築計画が持ち上がりました。ほとんどの住民には晴天のへきれき。
問題なのは、
1・計画が役員など少数の人間の秘密会議で進められいる感じがいなめず、十分な説明の上でオープンに意見を吸い上げつつよい形に持っていこうという意識がみられないこと。(建ててやるから文句をいうな、という感じも)
2・前時代的、箱もの至上主義、スクラップ&ビルド、環境破壊型計画であるようなこと。またはそういう意識の染みついた役員が多いと思われること。
3・実際利用する子供たちへの教育的配慮、将来計画が感じられないこと。
という点でしょうか。
そして、最大の問題は、この写真にある現在の公民館敷地には建てず、別の公園をつぶして大きなものを建てるというのです。その理由は、傾斜地だから。
緑の建物が現在の公民館。傾斜地ではあるが最低部で工夫はできる。
桜ヶ丘は町名が示すように傾斜地の多い町です。その傾斜地に住む人々に対して「傾斜地は劣悪」とまで表現して、平坦な公園への移転を考えています。それも付近住民への何の相談もなしに。
町内にはすでに計画反対派的立場の人々からなる「考える会」ができて、計画のありようを役員たちと討議しているようですが、まぁ、一筋縄ではいきますまい。
私も個人的に、計画責任者へ質問状をしたためました(リンク)。説明会など数回開き、質疑応答などをまとめた冊子が数回でている上で、さらにこのような疑問がでること自体、どうかと思われますね。
実は集会場のようなものは、町内には他にもあります。新興団地の自治会が運営しているもので、規模は大きくありませんが、他の住民にでも貸し出しできる筈ですね。また、この計画でも市から2000万近い補助を受けようとしているのです。何人分の住民税でしょうか。持ち家も持てない人がいるというのに、なんという贅沢なことでしょう。
極端な話、稼働率の低い高コストな公民館が市内にいくつもある必要はないと思うのです。いくつかに集約して2〜3の町が共同で使えばいいとも思うのですが。この辺りの高コスト体質、住民無視というのは土浦の伝統かも知れません。さらに、高度経済成長期を過ごしてきた人々には、家や道路ができることがイコール発展、という価値観が根強いのだと思います。私たちの世代では「家や道路ができることイコール環境破壊」です。
★その後、この計画は白紙撤回されました。紆余曲折があったものの、地区組合とは別の、新規に建設予定のあった新興住宅街の理事会が反対決議を行ったためです。消えたら消えたでそれまでの騒ぎがうそのように静かになりました。結局まだまだ古い公民館も使えるではないか、ということを立証してしまったようなものですが、近隣に新しい土地を買い、そこにたてることになりました。にわかには信じられませんが、町内会をNPO法人にし、規約を改正し、民主化を図ることになりました。この変わり様はなにか?進歩????