自然の家って?
木をベースに、化学物質のでない家づくりを目指しました。もちろん、低価格で。
木なんて普通ジャン、と思われるでしょうが、木造の家も今や木だけで建つわけではありません。

梁と柱を固定するのも金具だし、シロアリ忌避などのために色々な薬品がしみこませてあったりするし、集成材や、ベニヤ板には接着剤が使われていて、そこからの化学物質でアレルギーを起こす人も多々います。

とはいえ、自然の木が手に入らないわけではありません。

問題なのは、自然乾燥材が高価。(というかほとんどない)木は、乾燥させてから使わないと、どんどん変形します。家の形が変わってしまうので、1年ほど日陰で乾燥させてから製材します。でも、今時そんなことしている製材所はまずなくて、大型のドライヤーで乾燥させてしまいます。

すると、木の油分まで出てしまって、木の性質としては全く自然性が失われてしまうのです。強度は大丈夫なのでしょうが、200年300年もつ本来の木の力が残っているかは不明です。また、こうして乾燥させた木はよく燃えます。あっと言う間。(ストーブの項参照)水もよく吸うので、白木のママでは不便でしかたない。当然、ワックスやニスなどで固めないと一般人には売れないでしょう。

自然雑記
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我が家では自然乾燥の木まで手が届かなかったので、半乾きの木を使いました。

弊害としては、完成後に木が多少変形する。その際、家鳴りといって、バキバキ音がする。(割れる)これは現代工法のタブーを破って家の中に水をまくことで回避しました。(現代工法とのミスマッチ、の項でも述べてます)

ヤニが出る。乾ききってないので、場所によって木のヤニがでます。都度、ふき取っています。木が生きている証なので、まぁ、いいかな。

白木の床がちょっと大変。ぬか袋とか、牛乳混ぜた水で雑巾がけとか、色々やったのですが、専業主婦が毎日やらないと、艶はでない。普通の家じゃ、ワックスかけて引き渡さないとクレームの対象になるわなぁ、こりゃ。

うちではまだ、汚れがしみこみます。古い民家の床のようにちょっと水をこぼしたぐらいなら弾いてくれる、というわけには行きません。子供が食事の時には神経質になっちゃう。なんせ、赤ん坊のヨダレがシミになっちゃうぐらいなので。(が、行儀がよくなっていいかも。)

日焼け。前述の通りなので、一時食卓の下に井草のマットを敷いたのです。すると、な、なんと写真のような状態に。表にでていた部分は日焼けしてしまったのです。漂白する以外に打つ手はなく、塩素で漂白するのも本末転倒で、結局、マットをとって、差がなくなるまでゆっくり待つことにしました。くそー。

もちろん、柱も梁も木の壁もゆっくり飴色に日焼けするのは事前に織り込み済みです。しかし、昨今の紫外線のためか、コントラストが強すぎて、いい具合にはいかないかも・・・。

梁のヒビ。ほぼすべての梁にヒビが。
梁のヒビとずれ。木が暴れて、ずれる。これじゃ、大工の仕事が台無し。大きな矛盾。

金と工期の問題と、言われたらそれまでだが・・・。

白木の床の日焼け。半年ほど、敷物を敷いていたらこの有様。

強いワックスを塗らないとこうなる。白木は難しい。

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