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| 高気密高断熱は必要か?
注文、建て売りを問わず、今、住宅のキーワードは「高気密・高断熱」です。これははっきり言って、従来の日本の家屋を完全否定しているのではないでしょうか。 高気密はどうして必要か?すきま風がスースーしないからです。外の乾燥した、あるいは湿った空気と遮断されて快適なエアコン空間が生まれるからです。 高断熱は、それによって家屋内の湿度が高くなったりしますから、断熱性能をあげて、結露を防ぐという役割があります。 つまり、乗り心地のいい車のボディを作ったら、車体が重くなっちゃったから、エンジンは5000Mのにしよう、っていう昔のアメ車的発想ににています。 これによって、現代の日本人は外との空気から遮断され、季節の移ろいも感じることのできない、デクノボウになりつつあります。 現実的に、在来工法と高気密住宅は矛盾するものです。木造の高気密は施工もほぼ不可能でしょう。というのも、実際に住んでみて、木は縮む、壁も縮む状態の家で、高気密が何年続くのか?施工時点で高気密であったかもしれなくても、半年で隙間があくなら、それはサギに近い。 高気密の家は、結露を防ぐために乾燥状態にあるのが理想といいます。しかし健康にはきわめて悪い。 建築家、建築会社のために風邪を引いたりしたのではかなわない。 (右上につづく) |
(つづき。
娘のアトピーさわぎなどで、家造りをいろいろ考えた結果の大失敗がこれでした。 もともと、家ダニなどからくる喘息やアレルギー体質は、高気密の家で生まれたものではないかと私は疑っています。 それは、高気密の狭い部屋で掃除機をかけること。また、蚊取り線香や殺虫剤をまきちらすこと。たばこなどなど。 特に掃除機はわざわざ部屋の中に埃や微生物をまき散らすわけで、体にいいはずがないです。若い主婦は窓を閉め切ったまま掃除機かけたりするし。 高断熱は、冬は暖かいですが、夏は暑いです。もともと日本の家は、(関東以南は)夏を乗り切るために作られていた。冬だって、そんなに寒くはないし、どうして北海道あたりで使うような工法を関東以南にも用いたりするのか? 他にネタがないからでしょうね。売りがないというか。工務店の連中は自分の設計した家に住んでみろ、と私は言いたい。 また、エアコンなどの人工的な空気の流れになれてしまうと、自然の繊細な空気の流れにはついていけなくなります。これが最大の問題点でしょう。環境問題への意識は、人間の感覚がベースになると思うからです。 |
(つづき。
人間の体感温度というのもずいぶん変化しているのでしょうね。平安時代なんて、貴族といえどもあんな衝立だけのような家に住んでいたわけで、そうとう寒かったのではないか。しかし、雪景色を楽しんだりして、寒くてかなわん、というような愚痴の文化は生まれなかった。 今や、温暖化傾向だというのに、思いっきり断熱して、寒い寒いと馬鹿みたい。 時代は下って、土壁ってのもそれなりに断熱できたんじゃないでしょうか。今は、そんな金ないから安価な断熱材で済ませているってことなんでしょうけど。 もちろん、火鉢、囲炉裏やかまどの熱って馬鹿にならなくて、小枝を燃やすだけでも直接火に当たれるなら十分な熱源です。 自然や環境といいながら、結局人工的な空調がないと最早生活できない日本人。欧米のように石の家で、未だに暖炉やストーブが生きていて、(薪ストーブの欄でも書いてますが)自然の空気とふれ合えていないと、本来の自然の力や意味が分からなくなってしまう。それを失ったら、環境問題を論じる資格がなくなるような気がしています。 |
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